名前:イエバエ(双翅目イエバエ科)体長:6~8 mm
灰黒色で、前胸背に4本の黒縦線があります。日本全国の異たるところで普遍的に見られます。人家内ではゴミ溜、農村地では堆肥や敷わらが主な発生源です。様々な環境から病原性微生物を体に付着させ運搬します。
名前:ホシチョウバエ(双翅目チョウバエ科)体長:1.3~2 mm
体全体が灰色で、翅の周りに5~6個の黒斑があります。全身、翅までも毛に覆われ、その姿はガやチョウを連想させますが、ハエ・カの仲間です。汚水中で発生し、台所や風呂場などの排水管を通って室内に出没します。世界各地に広く分布しています。
名前:セスジユスリカ(双翅目ユスリカ科)体長:6~7 mm
緑黄色で腹部の各節に茶色の帯が見られます。河川付近でもっとも良くみられ、大量飛来で問題になることもあります。吸血はしませんが、つぶれやすいため家屋や衣服を汚す害をもたらします。ユスリカの仲間は交尾するために、いわゆる蚊柱を作ります。
名前:アカイエカ(双翅目カ科)体長:5.5 mm
日本全国にもっとも普通な種で、どぶなど比較的汚い水域から発生します。人間・鳥類(特に鶏)をよく吸血します。殺虫剤への抵抗性が発達しやすく問題になっています。
名前:ヒトスジシマカ(双翅目カ科)体長:4.5 mm
黒色で白縞がある、ヤブカ属のもっとも代表的な種です。主に昼間活動し、俊敏でとまると素早く吸血を始め、激しい痒みを感じさせるため嫌われます。また、伝染病であるデング熱ウィルスの媒介虫としても知られています。
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