令和6年11月20日(水)、中部大学にて第8回ペストコントロールカレッジが開催されました。
当協会は、中部大学応用生物学部と「有害生物に関する学術研究と技術開発の推進について、相互に協力すること」を目的とした協定を締結しており、その縁で毎年このイベントを開催しています。今年は、同学内の「リサーチセンター」という施設をお借りして対面にて行いました。
始めに、中部大学応用生物学部の宮田教授にご挨拶いただいた後、当協会の川合会長より挨拶がありました。
本イベントの発起人でもあり、毎年司会など様々な調整をお願いしていた長谷川教授は、本年は海外出張中ということで参加されませんでしたが、学生たちにビデオでメッセージを送ってくださいました。
中部大学応用生物学部 宮田教授
当協会の川合会長
中部大学応用生物学部 長谷川教授
会場の様子
【第1部】
第1部(講演の部)では、中部大学の学生に、ペストコントロール業界を正しく理解してもらう目的で講演会が行われました。
当協会の宮田勉副会長(㈲三共衛研)より「ペストコントロール業とは何か?」の演題で、概論となる講演を行っていただきました。
有害生物と一口に言っても、その対象は野生動物からウイルスまで多岐にわたっており、業界の裾野が広いことを改めて認識しました。
宮田副会長(㈲三共衛研)
最後に、「ペストコントロール業に従事して」との演題で、同大のOBである長江星八氏(㈱フジ環境サービス)にご講演いただきました。
長谷川研究室で、ヤスデと線虫の共進化に関する研究で博士号を取られた同氏は、今後も虫の研究に携わり続けたいとの希望していたところ、第1回のペストコントロールカレッジで当業界を知ったとのこと。
縁があって現勤務先に就職し、大学との産学連携の研究開発にも従事されているとのことで、今後も会社や業界の発展に貢献されることが期待されます。
長江氏(㈱フジ環境サービス)
【第2部】
第2部では、「業界研究会」と題し、参加企業と学生で懇談会を行いました。
当協会からは会員6社のご参加があり、ロビーをお借りして各企業のブースを作り、そこに学生が自由に訪れるという企業説明会形式で行われました。
今回は参加の特典として、スタバのカードをプレゼントするという企画を行ったほか、昨年と同様にドーナツと飲み物を差し入れし大変好評でした。
今年で8回目になる本イベントですが、過去のイベントに参加した学生が、今回は企業側で出席されていると知って、業界の認知度向上に多少でも貢献していると感慨を深くしました。
小雨のぱらつく中、今回も74名の参加を得て(うち大学側の参加は学生44名、教員3名)、盛会のうちに終了しました。
次年度も関係者のご協力を仰ぎながら、継続してやってまいりたいと思います。
文責:石川一博(総務委員長)