第9回ペストコントロールカレッジ

第9回ペストコントロールカレッジが中部大学キャンパス内にて開催されました。
当協会は、中部大学応用生物学部と「有害生物に関する学術研究と技術開発の推進について、相互に協力すること」を目的とした協定を締結しており、毎年このイベントを開催しております。

開催日時:令和7年11月26日(水)13:35~16:10
開催場所:中部大学 5121講義室(51号館2階)

 

開会挨拶

中部大学応用生物学部の宮田  茂 教授に第9回ペストコントロールカレッジの開会の挨拶をいただきました。
その後、当協会の川合会長より挨拶がありました。
第1部は講演の部として3講義が行われました。


中部大学応用生物学部 宮田  茂 教授


司会進行
愛知県ペストコントロール協会
副会長 宮田  勉 氏(有限会社三共衛研)     

 

第1部

第1部(講演の部)では、最初に中部大学の学生に、ペストコントロール業界を正しく理解してもらう目的で講演が行われました。
当協会の川合会長より「ペストコントロールの歴史」の演題で講演を行っていただきました。
季節的にも話題であるマダニのSFTS(重症熱性血小板減少症候群)や中型動物のハクビシン、など最近のトピックスにも触れてお話をいただきました。


愛知県ペストコントロール協会
会長 川合  智之 氏(株式会社テイソートヨカ)

 

2番目には「HACCP(食品安全)とペストコントロール」の演題でセントラルトリニティ株式会社の白木谷 唯史氏より講演をいただきました。
HACCPの名前の由来から始まり、世界におけるHACCPの日本の取り組みについて現場での清掃方法や汚れの盲点など実演風景を用いてわかりやすく説明いただきました。


白木谷  唯史 氏(セントラルトリニティ株式会社)

 

3番目には「卒業後のキャリア ペストコントロールに従事して」の演題でセントラルトリニティ株式会社の恩田  歩 氏より講演をいただきました。
入社前に想像していた仕事のイメージと、実際に従事する仕事のイメージに相違があったが、会社の先輩が丁寧に教えてもらい不安はあったが徐々に無くなっていった。
その後仕事に自信が付くようになっていった。先輩の姿を見て、自然に先輩を目標とする意識がついたが、先輩に追いつけるよう広範囲な情報の取得が一層必要と感じられた。


恩田  歩 氏(セントラルトリニティ株式会社)

 

中部大学応用生物学部の長谷川  浩一 教授に第1部の閉会の挨拶をいただきました。
第1回から始まり、約9年にわたり今回9回目となったペストコントロールカレッジが、中部大学と愛知県ペストコントロール協会との関係性を改めて学生に説明をいただき閉会の挨拶をされました。


中部大学応用生物学部 長谷川 浩一 教授

 

 

第2部

第2部 業界研究会
参加企業と学生で懇談会を行いました。当協会からは会員6社のご参加があり、1Fレストランをお借りして各企業のブースを設け、学生が自由に訪れるという企業説明会形式で行われました。
今回は参加の特典として、クリスピー・クリーム・ドーナツと飲み物を差し入れが今回も大変好評でした。
最後に長谷川 浩一 教授が、翌日ご自身の誕生日という事でサプライズがありました。

 

今年で9回目になる本イベントですが、11月下旬にもかかわらず温かく秋の心地よい日となりました。
今回はリスク管理予防士の資格認定講座にしたことで他学部の参加学生も増え、業界を広く伝えることができました。
参加者は学生48名(応用生物学部42名、工学部1名、経営情報学部1名、人文学部2名、現代教育学部1名、生命健康科学部1名)教員5名(宮田先生、藤原先生、堤内先生、金政先生、長谷川)事務2名(地域連携課)でした。
本イベントは盛会のうちに終了しました。次年度も関係者のご協力を仰ぎながら、学生に業界の事を広く伝えることができたらと思います。

業界研究会 参加企業
赤門ウイレックス株式会社、株式会社三共消毒、株式会社住宅ケンコウ社中部、セントラルトリニティ株式会社、株式会社ノービル、株式会社バーム

文責:宮田 勉(副会長)